産後の風呂上がりで起こる尿漏れはお湯漏れ!?
皆さんは、お湯漏れという言葉を聞いたことがないでしょうか?
お湯漏れとは、お風呂上がりに体を動かすと無意識に下着を汚してしまう現象のことをいいます。ですがそれは尿ではありません。湯船に浸かった時に膣口から入り込むお湯が出てきてしまっているのです。
ではどのような女性になりやすいのか?
一般的に産後や出産経験がある方に多く見られます。これは、出産による膣のゆるみが関係するからです。ですが、それ以外にも、
- 寝そべるように湯船に浸かったり
- ジェットバスの利用をしたり
- 水泳で平泳ぎのような股を開いたり閉じたりする動き
がその原因になることもあり、様々な原因があります。
- お風呂上がりの時のみ起こる
- 無意識にたれてくる(漏れる)
この2つをのことが当てはまるようであれば、「尿漏れ」より「お湯漏れ」を疑ったほうが良いでしょう。勿論、膣口から入り込んだお湯が漏れたとき尿と似たアンモニア臭がすることもあります。
それは、下着をお湯漏れで汚してしまったときに気づくかと思いますが、排尿後に100%の尿を出し切ったり拭ききったり、洗浄しきったりできるわけがないので少量混ざる場合はあります。
産後や出産経験者に多いとさきほど言いましたが、全ての人に言えるのが膣口は完全には閉じられないということです。なので誰にでも起こる可能性が考えられます。
尿漏れではないのでまずは安心してください。
ではどのような対策と改善方法が必要なのでしょうか?
お湯漏れの対策と改善方法
お湯漏れの対策と改善方法は、3つあります。一つ目は、お風呂場で出し切ってから出るようにする。二つ目は、湯船の浸かり方を改善する。三つ目は、骨盤底筋をトレーニングする。という方法です。どれが自分に合っているのか探しながら改善に導いていきましょう。
お風呂場で出し切ってから出るようにする
これは、誰もが簡単に行える方法です。この方法で改善されるようであれば尿漏れではないという証拠になり心配することもなくなります。やり方は簡単です。
お風呂場で出る前に一つタオルを取り出します。そして、タオルを膝らへんではさみしゃがんでください。写真のお猿さんのと同じ格好になったらお腹に「ギュッ」っと力を入れてみてください。
中に残ってるお湯が抜けていくかと思います。少しタオルを汚してしまうから嫌だと思う人もいると思います。
タオルを丸めてから膝に挟んだり図のような雑誌や使わなくなった本を膝で挟むのも一つの方法です。この方法は、お湯を抜く為だけでなく、普段動かせない骨盤底筋を動かす運動にもなるので、緩んだ膣口を引き締める効果もあります。
もし出てきたお湯が気になる方は、もう一度シャワーで体を流し、タオルは洗濯する前に手洗いか「クエン酸」「ミョウバン」といったアンモニアのアルカリ性を中和させる付け置き方法を試すのも良いと思います。
湯船の浸かり方の改善
上記でも話したように、平泳ぎができるくらい大きなお風呂ではないかと思いますが、お風呂場での平泳ぎは控えましょう。
寝そべったように湯船に浸かったりジェットバスのついてる家では、寝そべる湯船の浸かり方は控え、ジェットバスの噴射口をお股に近づけないような対策を取りましょう。
骨盤底筋のトレーニングによる改善
骨盤底筋を鍛えることは産後や出産経験のある方に特に取り組んで頂きたい方法です。骨盤底筋は、膣や膀胱を支えるだけでなく、締めたり開いたりという動作にも必要な筋肉です。
出産後は骨盤底筋が緩んでいる方がほとんどです。対策する方は9割もいると言われています。
骨盤底筋のトレーニングにより、膣口や膀胱を鍛えることもでき、なによりお湯漏れの改善につながります。
お湯漏れは骨盤スクワットが効果的
上記に書いてある骨盤底筋トレーニングには尿漏れの改善に効果的な方法です。お湯漏れも尿漏れと同じように骨盤底筋が退化してしまうことが原因で起こっています。ですからお湯漏れには、特に「骨盤スクワット」という方法が効果的なんだそうです。
やり方は簡単です!45秒かけてスクワットするだけ♪
1.肩幅くらいに開いてください
2.45秒かけて腰を下ろし限界まで体を下ろしてください
※スクワットをしてるような状況になるかと思います。
3.最後に15秒かけて体を起き上がらせてください
※無理はしないように
たったこれだけの簡単なスクワットで普段動かすことのできない骨盤底筋を鍛え尿漏れやお湯漏れを予防改善することができるのです。
一日一回以上行い一回3分もかからないので試してみてください。
産後の方の場合は2〜3ヶ月掛け自己治癒力が働きます。ですから少し休む時間を作ってから行ってみてください。それ以降でも改善が見込めない場合は、放置をしていると臓器脱、子宮脱、内蔵垂下になる恐れがあるので、骨盤底筋のトレーニングや骨盤スクワットをしっかり行ったほうがいいでしょう。
それでもお湯漏れが改善しない。又は、尿漏れの症状を感じる方がおりましたら下記「お風呂上がりに起こる尿漏れ」の記事を参考にしてみてください。