前のめり骨盤になってしまう原因とセルフケア
骨盤は、正常な状態でも前のめりになっています。正常な角度は30°前傾に傾いているそうです。ですが、その角度を越えてしまうと、前のめり骨盤になってしまうのです。
前のめり骨盤になってしまうといろんな症状や病気の原因に…。
- 姿勢を正しても腰が反ってしまう
- 腹筋を含む体全体の筋肉が低下してしまう
- 血行やリンパの流れが悪くなり、冷え性や代謝の低下につながってしまう
- バランスの乱れから体の内側の病気に掛かってしまう
その他にも、沢山の症状の原因になってしまうのですが、一番多く感じる症状は「尿漏れ」です。特に前のめり骨盤になりやすい女性はハイヒールを日常でよく履いているという方が多いようです。例えば、10cmのヒールを履いたらもともと前のめりに30°傾いていた骨盤が45°になってしまいます。すると、姿勢が悪くなったり骨や臓器、骨盤底筋という筋肉に大きな負担が掛かり尿漏れになってしまうのです。
ですが、ハイヒールは、ビジネスマナーとして現代では、ほとんどの職業で使われています。ですから、改善のためにハイヒールを辞めるというのは簡単には行きません。
では、どのようなセルフケアや対策が必要になるのでしょうか?
前のめり骨盤タイプに効果的なセルフケア
ハイヒールを履くことは、足に負担がかかっていると思われがちですが、実は骨盤に一番負担がかかっています。癖になると30°を超えた前のめりが通常状態になりいろんな症状の原因になってしまいます。
ですが、ハイヒールは履かないといけないという職業も多いということで、ここで毎日ハイヒールを履いている人に毎日出来て最もオススメできるセルフケアを紹介します。
この方法は、前のめり骨盤だと感じる方全員に効果が期待できます。やり方は簡単です。
1.まずは床に片足の膝を付き、もう片方の足を90°に曲げて立てます。
(準備体操をするときのアキレス腱のポーズの膝を着いた状況です)
2.そのまま、体が床と垂直になった状態で体を前に動かすように重心を動かします。
(3〜5呼吸を目安に、股関節が伸びるような感じで行っていきます)
3.終わったら下の体制に戻り逆足も同じように伸ばしていきます。
たったこれだけです。この動きは、その筋肉を動かし柔軟することによって骨盤の位置を元に戻すという効果があるのです。伸ばした状態で、3〜5呼吸を両足やってそれを2セット。毎日帰ってきたらとりあえずやる。もしくは、お風呂上がりに毎日やるなど習慣化することが大事です。
特にハイヒールを日常でよく履いている方は、前のめり骨盤を改善しても前のめりに戻ってしまいやすい体質になっています。なので、できるだけセルフケアを心がけるようにしましょう。
前のめり骨盤が原因で尿漏れに悩まされていると感じる方は、骨盤底筋のトレーニングもおすすめしています。