クランベリーの尿漏れ対策|成分や効果の仕組み・摂り方は?
このページでは、クランベリーがどのような成分や仕組みで尿漏れ改善に効果が期待できるのか、またクッキーやケーキのトッピングなどでクランベリーを食べるのが良いのか、サプリで取るのが良いのかといった点を詳しく見て行きたいと思います。
海外では尿漏れ改善のためにエキスを抽出した錠剤が薬として処方されることもあるのだそうです。
一方で日本では、厚生労働省の正式な認可を受けないと医薬品としては認められない制度になっていることはご存じの通りです。
そのためクランベリーを利用した尿漏れ対策は市販のサプリメントによる民間療法の域を出ていません。
また、市販サプリメントはメーカーによっては錠剤にするための賦形剤(ふけいざい)が使われていたり、
クランベリーの特徴でもある強い酸味を和らげるための合成香料や甘味料などが使われているものもあり、
それだけに添加物の弊害を受けないようにするにはサプリメントでクランベリーの有用成分を摂取するためのサプリメント選びに知識や注意力も必要になるというのが現状です。
一方、日本ではケーキの飾りつけなどにも使用されるクランベリー。
綺麗な赤色の可愛い実とその酸味がケーキとマッチングがいいというのが人気の理由ですね♪
ですが、綺麗な赤色のただの可愛い実という見栄えだけではありません!
実は、有効成分と効能も可愛さに負けない素晴らしいものだったのです。
当サイトでは、そんなクランベリーのたくさんの効果と尿漏れや頻尿に対しどのような効果があるのかについて紹介しています。
最後には、効果的な摂取の仕方も記載しているので是非読んでみてください。
クランベリーの成分
クランベリーに含まれる成分は次のようなものです。
- アントシアニン
- ケルセチン
- プロアントシアニジン
- ビタミンC
(ポリフェノールの一種で血流改善や血管強化の働きを持つ)
(過酸化脂質の還元による肥満抑制)
(タンニン様物質による収れん作用)
(抗酸化作用や免疫力向上、傷の修復作用、肌や粘膜細胞の再生作用)
このような効能を持つ成分が小さな実の中に凝縮されているのがクランベリーの特徴なんですね。
疾病の予防効果
- 免疫力向上による感染症の全般の予防効果
- 尿道炎・膀胱炎など泌尿器の炎症を鎮める
- 血管強化や血流改善による生活習慣病予防
どのような疾病の改善に効果的か
- 尿路感染症
- ピロリ菌・抗菌・抗ウイルス
- 炎症・がん・アレルギー
- 歯周病
- 肌、粘膜など傷
- 視力改善
- むくみ改善
食生活の中で脂質が高いものを多く食べる傾向にある欧米人がクランベリーの効能に着目するのはこのような働きが期待できるからなんですね。
また、尿路感染症の改善にも効果が期待されているのは、抗炎症作用と抗酸化作用、血管強化作用による血流改善作用が大きいようです。
ですが、私がここで紹介したいのは、上記に挙げた数々の効能ではなく、尿漏れに効くのか?ということです。
クランベリーは尿漏れ・頻尿・残尿感に効果的なサプリメントにもよく入っている成分です。
特に尿漏れ改善サポート用サプリメントでは、、「ノコギリヤシ」「ペポカボチャ」に並ぶ三大要素ともなっているので、本当の効き目やどのように作用するのか気になるところです。
では、クランベリーは尿漏れに対しどのような効果があるのでしょうか?
クランベリーが尿漏れに作用する効果
クランベリーは、直接尿漏れに作用するものではありません。
先に結果から話しましたが、
「ココまで話して効果がないのかい!」
と思う方もいるかと思います。効果がないわけではありません。
間接的に効果を発揮してくれるのです。
尿漏れの症状を感じている方には、2種類のパターンが考えられます。
- クシャミや咳など腹圧がかかった時に起こるお漏らし「腹圧性尿失禁」
- 無意識にお漏らしをしてしまう「切迫性尿失禁」
この2種類の尿失禁のうち後者(赤字)の切迫性尿失禁という症状にクランベリーが効果的に作用してくれるようです。
切迫性尿失禁とは?
切迫性尿失禁という尿漏れの症状は、”中高年から高齢者”に起こりやすく加齢とともに発症する症状でもあります。
その理由は、アステラス製薬のCM「話そう!過活動膀胱」お馴染みの過活動膀胱の症状が切迫性尿失禁を引き起こしてしまっているのです。
この症状は、膀胱が意識とは関係なく過剰な活動を行ったり収縮させてしまい尿漏れが起こってしまう症状のことをいいます。この場合
- 脳の指令がしっかりと膀胱に伝わっていない
- 排尿器官が正常に活動できていない
この2つのことが起こってしまっているのです。
クランベリーに含まれる成分は、尿キレの悪さにアプローチしてくれる作用があります。ですから、排尿器官を正常に活動させてあげる効果があると言えるのです。
脳の指令がしっかり伝わっていない症状については、我慢法という対策が必要になります。切迫性尿失禁が疑われる方は下記セルフケアを参考にしてみてください。
その他のクランベリーの作用として先ほど説明があった「ノコギリヤシ」「ペポカボチャ」を後押しする効果があります。
といいますのも、尿漏れの主な原因の一つに食生活の乱れや栄養不足というものがあります。
少し考えればわかるように栄養不足になると排尿器官にも大切な栄養が行き届かず正常に機能しなくなってしまうのです。そんな栄養をサポートするのがサプリメントなわけですが、生活習慣病すらも改善してしまうクランベリーに含まれる成分は、健康の維持にも繋がります。
なので尿漏れに直接作用するノコギリヤシやペポかぼちゃの補えない成分を後押ししてくれる効果が期待できるのです。
クランベリーは尿の消臭効果もある
クランベリーに含まれるフラボノイドという成分ですが、上記の効果で言うところの
- 活性酸素の除去
- 抗がん・菌・ウイルス・アレルギー作用
このような効果を発揮してくれます。そんなフラボノイドにはお茶などに含まれるカテキンと同じ作用があり消臭効果があるそうなのです。
ですから、「抗菌・消臭」作用で尿臭や体臭までも消臭することができるのです。
よく高齢者の介護をなさっている方で「口臭・体臭・尿臭」が気になっている方にもとっておきの成分だと言えますね。
クランベリーのアレルギー
尿漏れに直接聞かなくともたくさんの有効成分のあるクランベリーですが、実はひとつだけデメリットが存在します。それはアレルギーによる症状です。
- アスピリンアレルギー
- アスピリン喘息
をもている方、医師に診断された方です。特にわかりやすいのが、つらい頭痛に効くCMでもお馴染みの「バファリン」です。このバファリンの成分にアスピリンというものが含まれています。このアレルギーや特有の喘息を持っている方はバファリンを飲むと喘息もしくは、まぶたが腫れ上がったりアレルギー反応を起こしてしまうことがあります。
クランベリーに含まれるサリチル酸は体内に入るとアスピリンと似た作用を起こすことが分かっています。そのため、クランベリーを使ったサプリメント及びジャムやジュースなども摂取に注意が必要になります。
逆に、アトピーによる皮膚炎や花粉症によるアレルギー反応については、クランベリーに含まれるプロアントシアニジンの抗炎症作用により、体内の炎症を鎮める働きがあるそうです。
そして、先程も膀胱炎の話であったようにキナ酸は、特定の菌に対して細胞への付着を防ぐ抗付着作用があるため、膀胱に増殖した細菌を減らし膀胱炎の予防をしたり、風邪やインフルエンザの予防効果もあるとされています。
クランベリーの摂取方法について
クランベリーは、欧米の女性が常に摂取していてその方法も様々です。例えば
- ケーキ
- ジュース
- ジャム
- ドライフルーツ
このような調理法があり多様ができて栄養も満点なので「キレイを目指す女子には注目のスーパーフルーツ」です。
ですが、生食として食べるのは酸味や苦味が強すぎて食べられたものではありません。
ですから上記の調理法を考えても、どうしても甘味をだすためたくさんの砂糖を必要とします。すると、クランべリーの成分が摂取したいのにそれ以上に多く糖分を摂取してしまうことになるのです。
そこで、クランべリーだけの成分や栄養が摂取したい方にはサプリメントをおすすめしています。サプリメントは、無駄な糖分を摂取することなくクランベリーの成分を摂取できるからです。
クランベリーの総評・結果
クランベリーを含む食べ物や飲み物、サプリメントなどは、尿漏れに直接作用するものではないようです。ですが、尿漏れの原因である、栄養不足や生活習慣からも尿漏れが起こることもあり、それらの予防に間接的に作用してくれるようです。
その他、膀胱炎や、残尿感、尿路感染症の予防効果があるので、尿漏れの原因を無くす予防としても効果的です。
海外の女性たちが積極的に摂取しているのは、「健康・美容」そして「尿漏れ・残尿感・膀胱炎」を前もって予防するために活用しているようです。