破水と尿漏れの違いは見分けられる?
妊娠中に起こりやすい尿漏れ。特に妊娠後期又は臨月に多く、破水なのか尿漏れなのかわからなくて不安という方も多いはずです。
特に初産の方は、初めての経験でどうしたらいいかわかりませんよね。病院に行くタイミングも逃しかねなかったりとても大変です。そんな破水と尿漏れの違いをで悩むあなたのために、簡単に見分ける2つのポイントを紹介します。
これで、きっと違いが見抜けるはずです♪
破水とは何なのかいつ起こるのかを知っておく
まずは、破水がなぜ起こるのか。どのタイミングなのかを知る必要があります。
そうすれば、その時点で判断が付く場合があります。まずは妊娠初期や中期の場合胎児が大きく成長してきているので、膀胱が圧迫されたり骨盤底筋が支えて緩んでしまったりすることにより尿漏れが起きてしまいます。
妊娠後期又は、臨月に入るといよいよ出産も近いですよね。この時に起こるのが破水です。出産前の「おしるし」にも近く赤ちゃんを包んでいる膜が破れることによって起こります。
なので出産の流れは、陣痛⇒陣痛が激しくなってくる⇒破水⇒出産
となるのです。通常はこの流れですが、破水と陣痛が逆になる場合もあります。これは、何かの小さな衝撃で膜が破れてしまう場合と自然に破れてしまうことがあるからです。
なので、出産前すぐに起こるお漏らしは破水の可能性が高いです。
破水と尿漏れの違いと見分け方のポイント
破水が起きてもおかしくない期間に入り、実は尿漏れだったという場合のための知識として破水と尿漏れの違いを知る必要がありますよね。
まずは、破水か尿漏れか迷ったお漏らしをしたらどちらなのかを区別する方法を紹介します。
妊娠後期又は臨月の尿漏れの特徴
- おしっこ特有のアンモニア臭
- くしゃみ・咳・笑った時に起こる(妊娠による腹圧性尿失禁)
- 勢いがあったけど自分の意思で止めることもできる
- 黄色がかっていることもある(その日の尿の色による)
尿漏れの場合は、破水と違い意識的に止めることができる場合が多く。
特に「くしゃみ・咳・笑い」などわかりやすいのが鼻をかんだときの腹筋の力などによって起こります。そして、匂いや色がはっきりしてるのでわかりやすいかと思います。
尿の色は、はっきりと出る場合と出ない場合もあります。
普段トイレでおしっこをするときに濃い黄色から透明に近い薄い色と様々なおしっこが出るかと思います。
これは、体内のビタミンの量によっても色の濃さが左右するのですが、お漏らし(尿漏れ)が起こった際の下着の色によっても見分けにくい場合もあります。特にベージュの下着などは、尿の色と同化してしまうので判断がしにくいです。
そのような場合は、匂いやそれ以外の上記のポイントで判断すると良いです。
出産直前に起こる破水の特徴
- 動くたびにじわじわ出てくる
- 色が無色透明又は薄いピンク
- 自分の意思で止められない
- おしっことは違う生臭さがある
- おしっこより明らかに大量(少量の場合もある)
破水の場合は、意識的に止めることができません。精子のような生臭い匂いが特徴で、無色透明か薄いピンクのような色をしています。明らかに尿とは違う粘り気もあるのでわかりやすいかと思います。
人によっては、破水の前に膜が破れる破裂したような感覚を感じる人もいるそうです。
※注意:黄緑のような色で破水かお漏らしかわからない場合は、病院へ行きましょう。
この黄緑色は、赤ちゃんのうんちと混ざっている可能性があり胎児を危険な状態さらす可能性もあるからです。
破水が起こったら気をつけるポイント
破水が起こるとその後一般的には入院となります。
そして破水が起きてから出産まで初産だと平均15時間。全体では出産までの時間が、4〜6時間と短い方から30時間以上と長い方もいます。
現在、感染症を防ぐために破水後24時間で子供を取り出す方針が取られています。
そこで気をつけるポイントですが、破水が起こってからはウォシュレットやシャワーは厳禁です。
なぜかといいますと、赤ちゃんを包む膜がきれてしまったことにより赤ちゃんに細菌が感染してしまう恐れがあるので破水だと感じたら間違えでもすぐに病院に連絡しましょう。
破水する前に用意しておいたほうがいいもの
自分が破水するのか、尿漏れが起こるのかというのは個人差があり、なかなか予期することはできないのですが、それでも事前に準備しておいたほうがいいものがあり、用意があれば万が一の時にも対応できるます。
なにより妊娠時はわからないことや不安なことも多いため、こうしたことの安心感を得るということも重要なことにつながります。
では破水や尿漏れに対して事前に準備しておいたほうがいいものというのはどういったものでしょうか。
- 大人用おむつ、お産パッド
- 防水シーツ
- ビニール袋、バスタオル等
用意しておけばいいと思うものとしてこの3つが挙げることができます。
大人用おむつ、お産パッド
中には生理用品で代用したという方もおられますが、破水や尿漏れ時の羊水や尿の量は、個人差が大きく、生理用品では吸収しきれない場合があります。
生理用品で代用しようと思っていたけれど、量が多すぎて・・・なんてことになったら困りますよね。
確かに妊娠時の出産に向けての準備としては多くのものが必要になりますが、このようないざ自分がその状態になったらと考えると、やはりあったほうがいいものとして大人用のおむつやお産パッドなどは用意したほうがいいのではないでしょうか。
防水シーツ
寝るときに防水シーツがあると、尿漏れ時や破水時の対策として便利です。
暑い時期の汗や湿度の高い場合の敷布団のカビの防止にも役に立つので、万が一だけではなく考えてもいいのではないでしょうか。
ビニール袋、バスタオル等
外出時や寝る時など、手の届く範囲やバッグの中などにあるといいものとしてビニール袋やバスタオルなどがあると便利です。
まとめ
尿漏れと破水の違いを悩むということは、
もうすぐ素敵な赤ちゃんと対面できるということです。
よく頑張ったねと自分に言い聞かせながら
もうちょっとだけ頑張りましょう♪
ママがどんだけ産むときに頑張ったのか
いつかお腹の中の赤ちゃんに聴かせることのできる将来も考えるとウキウキしますよね。
元気な赤ちゃんを産むためにも今は、しっかりとした知識を入れて備えましょう。
妊娠中の尿漏れは、女性ホルモンによる骨盤底筋の緩みも
関係していて、誰にでも起こります。なので恥ずかしいことではありません。
ですが、産後に尿漏れを起こすケースも多くあるので産後には骨盤底筋や膀胱のトレーニングをしっかり心がけましょう。
そしてもし尿漏れと破水の違いに確信が持てない場合は落ち着いて一度病院に相談をしましょう。
行けばすぐに破水かどうか検査をおこなってくれますよ。
万が一破水してしまったら、病院まで自家用車を妊婦さん自身が運転しないようにしましょう。
旦那様が近くにいる場合は連れて行ってもらうこともできるでしょうが、だれもいなくて、自家用車を持っている場合、ついつい自分で言ってしまおうかと考える方もいるようです。
しかし、破水してしまっている場合、その後何が起こるかわからない状態なんです。
自家用車の代わりにタクシーや救急車を考えてもいいでしょう。
地域にもよりますが、陣痛タクシーというような妊婦さんのためのタクシーもあるので、つねにスマホや目に見える場所にタクシーの連絡先を書いておくなどの準備も重要です。
旦那様に自家用車で病院へ連れて行ってもらう場合は、座るシートにレジャーシートやビニールのごみ袋などを敷いて、バスタオルをその上に置くと破水時の羊水対策として活用できるため、妊娠後期あたりから自家用車に準備をしておくと気持ちも楽になりますよ。