のけぞり骨盤になってしまう原因とセルフケア
突然ですが、会社のデスクや自宅の椅子などで座って読書やゲームをしている時に、腰や背中を丸めて、顎が出たような姿勢になって浅く座る姿勢が癖になっていませんか?
私は、その癖が身についてしまい。ついつい
- 仕事中のデスクで
- 自宅でテレビを見たりゲームをしているとき
- 考え事をしているとき
- 読書をしている時
こんな時にこのような姿勢になってしまいます。なので、この姿勢の楽さや居心地の良さや直せなくなる気持ちがすごくわかります。
ですが、実はこの”のけぞった姿勢”こそが、骨盤に悪影響を与え、骨盤の正常な状態がのけぞった形になってしまうのです。では、どのような人に多いのか?
- 腹筋が弱い方
- 猫背になっている方
- 顎が前に出る姿勢をよくする方
- 車の運転中シートを倒して体を倒して運転してる方
中でもやはり、上記で話した椅子に座った時に浅く座る癖のある方が一番の原因になっているようです。「のけぞり骨盤」が引き起こす症状は?
- がに股になってしまう
- 垂れた尻になる
- 姿勢が癖になってより沿った姿勢になる
- 骨盤が沿っているため腹筋に力が入らず腹圧が調節できなくなる
- スタイルが崩れ「くびれ」などがなくなる
- 長く椅子に座れなくなる
- 便秘や生理痛が酷くなる
- 疲れやすい体質になる
その中でも最も怖い症状は「尿漏れ」や「病気」です。骨盤とは、あらゆる骨や筋肉や臓器の支えとなる土台です。なので骨盤のバランスの乱れが、体全体のバランスの乱れになり様々な病気になるリスクが増えてしまいます。
特に、のけぞり骨盤タイプの方は骨盤が正常なら30°前傾に傾いているところを後ろに傾いてしまうことにより。腹圧の調節や骨盤底筋がゆるみから尿漏れの原因となってしまうことがあります。
逆に、骨盤が正常な位置に戻るということは、血行の促進による冷え性の改善や代謝のアップ、免疫力のアップにもつながり、体の美を根底からアップさせることにもつながります。
ダイエットやスキンケアをしっかりしてもなかなか結果が出ない。太ってしまう、肌荒れが起こる等の原因も骨盤から来ていることも考えられるのです。
では、「のけぞり骨盤」に必要な対策やセルフケアはどのようなものがあるのでしょうか?
のけぞり骨盤タイプに効果的なセルフケア
のけぞり骨盤タイプの方に効果的な一番のセルフケアは、皆さんが誰しも、小中学生の時に体験したことのあるあの方法だったんです。
小中学校の時の体育の授業「身体測定」を思い出してみてください。握力や身長も測定したかと思いますが、壁に腰をつけて足を伸ばして手を前に伸ばす長座体前屈(ちょうざたいぜんくつ)を覚えているでしょうか?
私は、結構体が硬かった方なので、恥ずかしながら測定をしていたのが記憶に残っています。(ちょっぴり指先でセコしたことも…)
この長座体前屈こそが骨盤ののけぞりを正常な状態に戻す役割のある動きだったのです。やり方は簡単です。
1.まず、壁がある所、無い所、どちらでもいいので足をまっすぐ伸ばして座ってください。
(先ほど話した長座体前屈の体制です)
2.そして、足のつま先に手を持っていくように体を倒していきます。
(骨盤の一番した、おしりの出っ張りを床に当たるようにする)
3.背筋をピンと伸ばしたまま2呼吸行います。
(この時、太ももの裏と背筋が伸びてるかと思います)
4.体を元の体制に戻し、また2呼吸行います。
この1〜4を2セット毎日行ってください。
- 朝早く起きたら
- 夜帰ってきたら
- お風呂に入ったあと寝る前に
このような時に行うと、朝目が覚めたり夜の体のリセットストレッチにもなり一石二鳥です。ですが、体が硬いからといって無理に前屈を行わないでください。特にのけぞった骨盤の方は、ほかの人より体を足の方向に向けるのはとても大変です。少しずつ無理のないように行い、習慣化していきましょう。習慣化する理由としては、毎日何気なくストレスなく行える環境や骨盤の乱れの再発防止を目的としています。
体を壊さないよう少しずつ調整していくことも大切ですが、椅子に浅く座る癖を治す、そして、いつも姿勢を気にして生活すると良いです。姿勢の良さは美にも繋がるので女子力アップを目標にするとよいかもしれませんね♪