肥満体型の尿漏れの治し方
肥満体型の女性が尿漏れを起こしやすい理由は大きく分けて2つあります。
1.体内脂肪が骨盤底筋を緩ませてしまっている
これは、若い頃や小さかった頃のオリジナル体型に比べて脂肪が付き、その重たい脂肪を骨盤底筋郡が支えているので少しずつ緩んでしまうということです。
骨盤底筋やその周りの骨盤底筋郡と呼ばれる9種類の筋肉は、それぞれに役割があり、膀胱や尿道、子宮、直腸など様々な臓器を下からハンモックのように支えてくれていますが
その臓器の周りに重たい脂肪がついてしまってることにより、骨盤底筋及びその周りの筋肉が、ハンモックに重たい人が乗っかった時のように、壊れてしまったり、
深く垂れ下がって地面に着いてしまったりしているのと同じ状況になってしまっているために機能がしっかり果たせず、尿漏れを起こしてしまいます。
2.体内脂肪の重さに膀胱が負けて垂れ下がってる
これも、上記1.と同じ理由に近いですが、脂肪が臓器に絡みついてしまった結果、骨盤底筋及びその周りの筋肉や膀胱が垂れ下がってしまい圧迫されてしまってる状態のことです。
尿道や膀胱が圧迫されてしまっている尿漏れを、腹圧性尿失禁と言いますが、これは、くしゃみや咳など、小さなお腹の力で尿漏れを起こしてしまう病気です。
学生だと、体育の時間の大縄跳びの飛んだ瞬間や校庭を入っている一瞬に尿漏れを起こしてしまうこともあり、体質による尿漏れもありますが、肥満による尿漏れも多くあります。
理由は、脂肪に圧迫された尿道や膀胱に限界が来て、縄跳びを飛んだ瞬間などに限界を超えてしまった結果尿漏れを起こしてしまうということです。
痩せれば尿もれも治るのか
専門医も言っていましたが、もともと持っている体質や骨盤底筋やその周り、その他の筋肉の強度によっても変わってくるので一概に太っているのが原因で尿漏れを起こしているとは断定できないとのことでした。
しっかりとした診断や断定は、専門医の診察を受けることをおすすめしますが、肥満体型の方が元のオリジナルの体型に戻ることによって、骨盤底筋やその周りの筋肉も戻っていき緩まなくなったり、結果として尿漏れが治るケースもあるとのことでした。
※ですが、痩せれば痩せるだけ尿漏れに効果があり良いというわけではありません。というのは痩せたことが確実に尿漏れを治す治療法ではないので、例えば痩せてる人が痩せたからといって治るわけでもないのです。
肥満体型の女性がやるべき3つのセルフケア
1.日常生活に運動を取り入れる
オリジナルの体型に戻すことが尿漏れの改善にもつながるので、まずは脂肪の燃焼とダイエットをすることが良いかと思います。
現代では、昔に比べ、運動以外にも「食事制限」「酵素」「半身浴」「ヨガ」など沢山選べるダイエット法もあり自分にあったものをするといいと思います。
そして続けることが大切です。
2.骨盤底筋のトレーニングを心がけよう
痩せたからといって骨盤底筋やその周りの筋肉が戻ったとは限りません。
運動の1つとして骨盤底筋や周りの筋肉のトレーニングと膀胱のトレーニングも尿漏れに効果があります。運動もでき骨盤底筋や膀胱のトレーニングも出来るので一石二鳥でぜひ試してみるべきだと思います。
3.栄養バランスを考えよう
栄養不足やバランスにより肥満になりやすくなってしまうこともありますが、栄養不足による尿漏れも可能性としてあげられます。
それは、尿漏れ改善用のサプリメントがあるように栄養により排尿器官を正常に働かせたり、尿漏れの改善を行えるということなんです。
当サイトでは、別ページに尿漏れに効果的な食べ物についても紹介しています。参考にしてみてください。
特に、ビタミンやミネラルなどは、身近に摂取できるもので特に効果的なものになります。
ですが、それだけの摂取では、バランスを崩してしまいます。なので、あくまでバランスを考え食事を心がけていきましょう。
過活動膀胱のCMについて
「話そう!過活動膀胱」でお馴染みのアステラス製薬のCMですが、ここで出演している人たちの悩みはどのようなものがあるのでしょうか?40代以上の7人に1人がこの病気で悩んでいるとのことなので、自分にも同じ体験談があるか確認してみましょう。
まず初めにみなさん共通する悩みを紹介したいと思います。
- 昼間に何回もトイレに行きたくなる
- 直ぐに尿意を感じる(おしっこが近い)
- 夜中何度も起こされる(トイレに1回以上行く)
- どこに行ってもトイレのことばかり考えている
- 病気じゃなく年のせいだなと思い込んでいる
- 体質なのか水分の摂り過ぎなのかと思い込む
- 恥ずかしくて言い出せない
中には、笑った時やくしゃみをした時に起こるという方もいました。特に過活動膀胱は、精神的緊張やストレスにより膀胱が収縮状態である場合も有り、不安から尿漏れにつながってしまうこともあるのです。
そして思い込みと恥ずかしさから誰にも相談できず悪化させてしまう恐れもあるのです。
その他、出演している方々の個人的な悩みも打ち明けていました。それが次の箇条書きの体験談です。
- トイレに誰か入っていないか直ぐにトイレには入れないんじゃないかと不安になる
- 酷いと夜中にトイレに3回も行く
- 外出するのが怖い
- 外出してもトイレの場所ばかり考えている
- 尿意を感じていなかったのにトイレの場所が見つからず焦ると尿意を感じる
- さっき行ったのにまた行きたくなる
- 精神的な不安
- 酷いと夜尿症(おねしょ)をしてしまう
- 単なる膀胱炎かと思ってた
- 友達が減っていった
特に、公共機関(バス、電車、飛行機))などが発達して便利な世の中で、わざわざトイレのある指定車両を選ばなきゃいけなかったり常時不安になっているのも大変ですよね。
外に出たいけど出れない。
だから友達の誘いもなんとなく「また誘って!」って断ってしまって、今では声をかけてくれる友達が減ったという体験者もいました。
酷い方で昼も夜も尿漏れに悩まされるという方もいました。
そこで経験者が勇気を出して病院を行こうと決断した時の心境が以下の箇条書きの体験談です。
- 過活動膀胱って難しい病名でどんな検査をするのか不安
- 排尿器官のことだから恥ずかしい(行く勇気も出ない)
- どこの病院に行けばいいかわからない
- どこを調べられるかわからないから行きたくない
- 医師が男性の可能性があるからやだ
- どのくらいの頻度で通うのか分からず不安
ですが、実際皆さん行ったあとにはもっと早く行っとけばよかったと語っていました。なぜなら検査内容が「問診票」「エコー」「尿検査」のみだったからです。
不快な思いもせず恥ずかしがらず安心して検査を終えたのだと思います。
もし不安な方がいれば女性専用の泌尿器科も存在するそうです。
医師や看護師、患者までもが女性のみの病院です。本当に不安な方は探してみてください。
最後に完治した方の意見も参考に載せておきます。
- 外出するのが楽になった
- 精神的に楽になった
- トイレのない軽いハイキングや旅行に行けるようになった
- 趣味をやり直そうと考え始めた
- 本当の自分が帰ってきたようだった
など、数々のポジティブな嬉しそうな意見を拝見しました。
どうでしたか?上記のような体験談で自分に当てはまるものはありましたでしょうか?
もしあるのであれば過活動膀胱の可能性があります。
ですから、最後に話した完治した後のポジティブな自分を取り戻すために勇気ある最初の一歩を踏み出しませんか?
もし、それでも恥ずかしさや不安や嫌だという気持ちがあるのであれば
漢方やサプリメントによる改善方法もあるので試してみてください。