ためしてガッテンで放送された尿漏れについてもっと詳しく!
皆さんもTV(テレビ)で良く目にすることもあるNHK番組”ためしてガッテン”
立川志の輔さんと小野文恵さんでおなじみですよね。
私はよく録画をして見ているのですが好きな方はリアルタイムで見ている方も中にはいるでしょう。
- 食や成分に関しての豆知識
- 健康や予防法などの解決策
- 多彩なレシピや小ワザ裏ワザ
- 知って得する知識
実に様々なジャンルでそれも、身近に行えるものから今後の対策に知っておいて良かったと思うものまでいろいろ紹介していますよね。
今回そんな中でも、あのためしてガッテンで取り上げられた「大誤解!尿もれの真実」について尿漏れの種類や解消法などを紹介していました。
当ページでは、放送や公式サイトでの専門医の言葉が難しい。もっとわかりやすく知りたい。もっと詳しく知りたい。という人の為にわかりやすい表現や補足もまじえて紹介しています。原因や効果的な対策は勿論、管理人の私の意見も入れています。
尿漏れの原因と理解について
尿漏れとは、様々な原因からトイレに間に合わず又は、意識とは関係なく下着を濡らしてしまうことの総称を言います。
現在尿漏れは「尿失禁」という病気として認知はされているのですが、未だに医師に理解してもらえないということもあり
・恥ずかしくて受診したくない
・受信してもわかってもらえない
といった考えを持っている方も多くいるそうです。確かに一番の頼みの綱である医師が理解してくれないのは悩む本人からしても嫌ですよね。
特に尿もれの症状は、経験者にしかわからない辛い現状や経験もあり重い症状の方だと「自殺したい」と思ってしまう方もいるようです。
そして、今までは、高齢者に多く起こる症状(尿漏れ)として認知されてきましたが、現在では若い女性にも起こる可能性が十分にあり誤解している方も多くいます。
これがためしてガッテンの大誤解だったんですね。
例を挙げると
一児のママをしている若い女性で子供の運動会の時に親子共同マラソンをしていてたまたま尿漏れを起こしてしまった。このようなこともありえます。
このような時に観客の家族や親戚の方々、近所の人や子供の友達などからも見られている場でとても恥ずかしいですよね。このようなことも起こってしまうのです。
特に、産後や出産経験者が尿漏れの症状を感じる8割の方だということもあり、とてもわかりやすい一例になります。
そんな尿漏れに対する悩みについて大誤解をしていると、ためしてガッテンでも放送されてました。
ためしてガッテンで放送された尿漏れの種類
先程までで皆さんの尿漏れ知識の誤解が解けました。続いて尿漏れの種類や種類別の対策について紹介していこうと思います。
皆さんは尿漏れ(尿失禁)は高齢者の加齢による症状の一つと、思い込んでいた方も多かったかと思います。
上記でも説明しましたが、それは既に過去の知識だったのです。なので、若い世代だと学生の方から親の世代まで「大人のおもらし」は起こってしまうことがありえるということなのです。
そんな高齢者でなくても起こる大人のお漏らしは2つの「腹圧性尿失禁」「切迫性尿失禁」という症状に分けることができます。その他にも症状の種類はありますがそれは一番したの文章で紹介しようと思います。
ここで紹介する2種類の症状は、ためしてガッテンで紹介されたもので、尿漏れ(尿失禁)に悩む9割の方がこの2種類のどちらかなんだそうです。
今現在お悩みのあなたもこの「腹圧性尿失禁」「切迫性尿失禁」のどちらかに含まれているのではないでしょうか?
どちらが自分の症状なのか見ていき正しいセルフケアを行っていきましょう。
当ページではこの2種類の症状に対し、ためしてガッテンでも紹介した。わかりやすくイメージしやすい「あだ名」を使って原因や対策を紹介していきます。
- 腹圧性尿失禁=「グラグラ尿道」
- 切迫性尿失禁=「暴走した膀胱」
あだ名の部分はこの赤字の「グラグラ尿道」「暴走した膀胱」です。
お腹の負荷でお漏らし|グラグラ尿道の真実
グラグラ尿道とは、尿漏れの知識がなくてもわかりやすい、ニックネームで実際の医学的名称は「腹圧性尿失禁」という症状です。
これは、一般的に
- くしゃみや咳をしたとき
- 重い荷物や赤ちゃんを抱っこしたとき
- 階段の上り降り
- 縄跳び中
- 肥満
- 妊娠中
- 産後
このような場面や原因でお漏らしをしてしまう症状です。
原因のほとんどは、骨盤底筋の緩みなのですが、この骨盤底筋という筋肉が緩んでしまうと膀胱を支えている筋肉でもあるので膀胱が垂れ下がってしまいます。
すると、膀胱に繋がってる尿道がグラグラ動いてしまうのです。グラグラ動いてしまう尿道はいろんな内蔵やお腹の負荷で圧迫されおしっこが我慢できずに一瞬のお腹の負荷で漏れてしまうといった仕組みになっています。ですからふとした拍子に漏れちゃったと思う方が多く自分の意思では止めることができないつらい症状です。
骨盤底筋とは
骨盤底筋とはわかりやすく言うと骨盤の内側でハンモック状に広がっている筋肉で、主に膀胱や内蔵を下から支える役割があり、その他にも膀胱の開閉をする重要な筋肉です。大昔人間が人間になる前は尻尾を動かす筋肉だったという説もあるみたいです。
この骨盤底筋が緩んでしまう原因は様々ありますが、特に多いのが、「出産による骨盤の開き」「運動不足や加齢による筋力低下」です。下の絵を見れば骨盤底筋を想像しやすいかもしれませんね。
このグラグラ尿道(腹圧性尿失禁)の解消方法は、ためしてガッテンでも紹介していた骨盤底筋体操という骨盤底筋を鍛えるセルフケアが効果的だと言っていました。例に挙げると70歳以上の患者さんがたった3ヶ月で完治した実績のある方法なんだそうです。秘訣は続けることとも書いてありましたがどのような方法だったのでしょうか。
下記でも骨盤底筋体操は紹介していますが詳しく知りたい方は「骨盤底筋のやり方はコチラ」のページに進んでみてください。
急な強い尿意|暴走した膀胱の真実
暴走した膀胱とは、尿漏れの知識がなくてもわかりやすい、ニックネームで実際の医学的名称は「切迫性尿失禁=過活動膀胱」です。
この症状は、一般的に
- 尿意を感じず急に漏らしてしまう
- 急な強い尿意が来てトイレまで間に合わない
- 旅行先などでトイレの位置ばかり気になる
- 排尿後10分程度でまたトイレに行きたくなる
- お風呂でおしっこをしてしまう癖がある
- ストレスや緊張することが多い
- 夜間頻尿や夜尿症(オネショ)を感じる
このような原因や場面で漏らしてしまう症状で、骨盤底筋が緩んでしまうことで膀胱が暴走するわけではありませんが、勝手に尿意を感知したり漏らしてしまうのが多くの原因になっています。
ためしてガッテンでの紹介では、このような膀胱の暴走(切迫性尿失禁)の患者さんが強い尿意を感じた時にX線で膀胱を見たところ、通常の成人の方では400ml溜められるはずの膀胱におおよそ120mlしか溜まっていなかったという結果もあったようです。
先ほど話したグラグラ尿道とは違い、コチラは、過活動膀胱が原因で脳や膀胱のコントロールや伝達がうまく伝わっていないことで、少ない量の尿でおしっこがしたくなってしまうといった症状のようです。
過活動膀胱とは
過活動膀胱とは、ごく最近できた症状のことばのようです。
TV(テレビ)では「話そう!過活動膀胱!」という言葉でお馴染みのアステラス製薬のCMにも使われ最近浸透してきた言葉で、いまだに少し曖昧な部分はありますが、簡単に説明すると、膀胱の暴走(切迫性尿失禁)は過活動膀胱の一部で、自分の意思とは関係なく膀胱が勝手に収縮してしまう症状の全般のことをさすようです。
自分の意思ではなく膀胱が勝手にということを想像すると膀胱の暴走というあだ名もわかりやすいですね。
この膀胱の暴走の解消方は、脳や膀胱のコントロールに関わるので、セルフケアではためしてガッテンで紹介された膀胱のトレーニング(我慢法)が効果的な方法になります。
下記に膀胱のトレーニングについて紹介していますが詳しく知りたい方は「膀胱のトレーニングやり方はコチラ」を見てみてください。
この膀胱の暴走(切迫性尿失禁)の症状には大きく3種類の原因があります。
- 脳のコントロール
- 骨盤底筋の働き
- 膀胱の働き
先ほど、原因とセルフケアについて紹介しました。勿論、この3種類の原因の方にも同じことが言えますが、グラグラ尿道の骨盤底筋の緩みとは違い複数の原因があるためそれぞれに合う原因と対策も上記の膀胱のトレーニングと共に行うと更に効果的で解消の期待も高まると思います。
脳のコントロールがうまくいかない場合
加齢による影響が多い脳のコントロールについてですが、これは、脳と骨盤底筋や膀胱がうまく情報を伝達できず、膀胱が尿意を発信しても脳が受け取れないもしくは、骨盤底筋が尿道を開きますといった情報を発信しても脳がしっかり判断できないということです。
結果:「おしっこがしたいな」という初期の軽い尿意を感じることなく強い尿意を一気に感じたり既に漏れていたりということが起こってしまいます。
わかりやすいたとえで「黄色の無い信号機」を想像してみてください。車に乗っていない方は、わかりづらいかもしれませんが、もし青から急に赤になってしまったら車は急には止まりきれませんよね。同じように、脳の指令でもうすぐトイレに行ったほうがいいかもといった黄色信号がなく急にもう漏れるよという赤信号になったら誰でもトイレに間に合わないと思います。
そこで効果的な方法が下記で紹介する膀胱のトレーニングなんです。
骨盤底筋の働きが正常ではないの場合
骨盤底筋という少し難しい筋肉の話になりますが、骨盤底筋とは骨盤の内側にあるハンモック状の筋肉で膀胱やその他の体内の臓器をそこから支える筋肉のことを指しています。
この筋肉が正常に働いていない理由には2つの「筋肉の衰え」「栄養の不足」が考えられます。
結果:その筋肉が衰えてしまうことで、膀胱を閉じたり開いたりという機能が疎かになってしまうため、筋肉を鍛える必要があります。そして鍛えても栄養が足りていないと正常に働きません。普段の私生活でしっかりご飯を食べていないと元気がでないでだるくなってしまうのと同じ考えですね。
この場合、勿論膀胱のトレーニングは必須ですが、骨盤底筋の体操も一緒に行うとよいでしょう。骨盤底筋体操についても下記に紹介しています。
膀胱の働きが正常ではない場合
これは20代〜40代の女性に多いとされている「ストレス(心因性)」からくることが多いです。
会社での会議やプレゼンなどで緊張するとトイレに行きたくなることがありませんか?
実は、緊張や怒られた時などのストレスなどで膀胱が一時的に収縮してしまうということが起こってしまいます。
結果:女性の場合に生理前のイライラやストレスを溜めやすい時期や会社や身の回りのストレスで常時膀胱が収縮してしまうと、普段尿が溜められる量が少なくなってしまうために脳や腎臓はいつもの量の尿を膀胱に送ろうとしますが膀胱には入りきらないためおもらしをしてしまいます。
このような場合は、勿論膀胱のトレーニングは必須になりますが、普段からストレスを溜め込みすぎない。緊張は悪いことではありませんが息抜きも大切になります。
もし、会議やプレゼンなどが多くストレスや緊張する時間が日常で多い場合は、即効性のある「ロキソニン」という方法もあります。
あまりオススメはできませんし、本来の使い方ではありませんが、一時的に膀胱の収縮を広げるという効果もあるみたいです。詳しくは別ページで紹介しています。
治療方法は大事な筋肉を鍛えて締めていこう
本当の知識を知った今、同じ悩みで悩まされていると感じた人は是非尿漏れ体操を続けてみてください。
追記として
最近良く「脳梗塞」「心筋梗塞」の予防で水分を極端に増やしている人がいます。私実践していると思った方は是非参考にしてください。
個人差はありますが、専門医師によると1日の理想的な尿量は1500mlだそうです。
一般的に考えたら2000mlは出過ぎで排尿日記をつけてみるととてもわかりやすいです。
もし水分摂取量を、比較的増やしてる人は、単なる水分の摂り過ぎの可能性もあるので、今一度自分を振り返ってみてください。
※脳梗塞や心筋梗塞の予防としての水分補給は間違った知識ではありません。