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尿失禁の種類|「機能性尿失禁」と「反射性尿失禁」について

尿失禁の種類

 

酷い尿失禁(尿漏れ)に悩まされていませんか?

 

一般的に尿失禁(尿漏れ)と聞くと4種類がほとんどです。多い順に上げていくと以下のような順番になります。

 

  1. 腹圧性尿失禁
  2. 切迫性尿失禁
  3. 混合性尿失禁
  4. 溢流性尿失禁

※これらはトップページか別のページに詳しく記載されています。

 

ですが「機能性尿失禁」と「反射性尿失禁」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

 

実は、先ほど挙げた上記の4種類の尿漏れの中でも腹圧性・切迫性といった尿失禁の症状の方が9割を占め、残りの約1%が混合性又は溢流性の尿失禁なんだそうです。

 

ですが、それ以外に今回当ページで紹介する「機能性・反射性」尿失禁というものも存在します。このような症状の方は病気や事故といったはっきりとした原因があるため比較的判断がしやすく、通常であれば起こらない症状なので、あまり表に出てきません。

 

そこで、当ページでは機能性尿失禁や反射性尿失禁の知りたい方や、介護をする上でも身近な人がなってしまった時にも、勿論自分がなってしまった時にも知っておいたほうが良いこの二つの尿漏れの症状ということで紹介をしています。

 

ではこの2つの症状は一体どのようなものなのでしょうか。

 

尿失禁の種類|機能性尿失禁とは?

高齢者

 

尿漏れの中でも一般的ではないと言える症状の1つ機能性尿失禁があります。原因とは以下のようなものが考えられます。

  • 身体的運動機能の低下
  • 認知症
  • 歩行障害
  • 判断力の低下
  • 痴呆症

 

排泄機能(膀胱や骨盤底筋も含める)が正常なのにもかかわらず運動神経の低下で手足が自由に動かない。又は認知症や判断力の低下によってトイレに間に合わない、もしくはトイレの場所がわからないなどがこの症状と原因にあたります。

 

外的要因によって結果として起こってしまうものなので次のような対策が必要になります。
専門の医師やケアの専門家や介護士などの相談の上、排泄環境指導方法を変える。

 

例えば、トイレまでの距離に手すりを設けたりベッドや生活している場所の近くにトイレを設けたりしてトイレの近くで生活する。ポータブルトイレの利用や脱ぎやすい衣類を着用する。介護士や介護をなさっている方がいましたら排泄間隔に合わせて指導を心がけることが大切です。そして高齢者に多い症状と言えます。

 

反射性尿失禁とは?

尿漏れの中でも一般的ではないと言える症状のもう1つ反射性尿失禁があります。
原因は主に交通事故などによる「脊髄損傷」や「脳の麻痺やダメージ」や脳腫瘍などが考えられます。

 

症状は「膀胱に刺激があると反射的に漏らしてしまう」「尿意を全く感じていないのに漏らしてしまう」などがあります。

 

これは脳からの伝達機能が損傷しているために、尿意が伝わらず膀胱は限界の状況になってしまい漏らしてしまうことが多くあります。
現在の医療では、訓練や薬などを使った治療法もあります。

 

切迫性尿失禁と似た症状にも思われがちですが、明らかな原因の違いから反射性と呼ばれているようです。

 

機能性尿失禁と反射性尿失禁のまとめ

まとめ

 

どちらも、外的要因が結果として尿漏れに繋がっているので一般的ではなく知らない人も多いと言えますが、事故に遭われた方や病気絵入院していて検査した結果に診断されることがあり、通常若い方から中高年の方で普段の生活の中で起こることは無いようです。

 

介護をなさっている方や介護士や専門の医師の協力が必要になり本人を助けてあげる必要があります。介護をなさっている方は特に、本人のことをしっかり感じてあげて、ちゃんとした知識をもって接してあげることが大切です。

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