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高齢者の尿漏れ|排尿機能の低下を補う方法

このページでは、尿漏れに悩まされている高齢者の方に読んで頂いて、その解消に役立てて頂ければと思い開設しました。

 

本人が一番つらくて情けないと思っている方が多い高齢者の尿漏れ。
確かに加齢によって仕方のない部分もありますが、ちゃんと改善するためにできることはあるんです。

 

また、高齢者の介護をされている方も、自分が見ている
おじいちゃんやおばあちゃんが嘆き悲しむところは見たくないと思います。

 

このページはご本人もそうですが、高齢者を介護されている方にも読んで頂けたらと思います。

 

高齢者に起こりやすい尿漏れの原因と仕組み

尿漏れ 高齢者 女性

高齢者に特に多く起こるといわれている尿漏れ・尿失禁ですがなぜ高齢者におこりやすいのでしょうか?

 

その理由は、「加齢による機能の低下」が一番にあがります。
これは、お肌や運動機能にも同じことが言えるようにどうしても排尿器官も衰えてしまうのです。

 

女性の多くは、この老化によって、尿道の位置が変形したり骨盤底筋郡が低下しやすくなり尿漏れや尿失禁という症状になりやすくなります。
そして特に閉経後は、どんどん女性ホルモンが低下し、血液がしっかり循環せず、新陳代謝の低下や排尿器官の低下に繋がてしまいます。
すると、気分が悪くなったり雑菌が尿道などに溜まり炎症(膀胱炎)を引き起こしてしまう原因にもなってしまうのです。

 

高齢者の介護をなさっている方々の尿漏れに関する声

高齢化社会になってきている世の中。そのため現在介護施設や介護士が足りず施設に入れないという方も多くいます。

 

そして、親の介護を息子や娘が担っているケースもあるのが現状です。でも介護士ほどの知識や技術がなく、
これってなんなの?」「なぜこうなの?」と悩んでしまう方も多くいます。
なのでココで高齢者に起こる二つの種類の尿漏れについて紹介します。

 

現在、高齢者の3人に1人が尿漏れに悩まされています。若い世代でも悩んでいる方はいますが、突然起こることがほとんどです。それに比べ高齢者は、徐々に起こることが多く、例えば尿漏れの頻度が年々増えているといったように少しずつ進行していくことが多く見られます。
ではその原因は一体何でしょうか。

 

高齢者の女性に一番多く起こる腹圧性尿失禁

高齢者の多くに見られるこの症状は、くしゃみや笑った時の小さなお腹の力が入った瞬間、一瞬膀胱が耐えられなくなり尿漏れを起こしてしまうケースです。

 

原因としては、出産経験やその他の原因で骨盤底筋や膀胱が緩んでしまっていることが多くですが、閉経に入るとエストロゲン(卵胞ホルモン)の低下により女性ホルモンが乱れてしまい起こることもあります。

 

この女性ホルモンの乱れは、排尿を行うときに必要な筋肉を緩ませたり、それらにより尿漏れだけでなく残尿感を引き起こすこともあります。

 

セルフケアとして、軽い膀胱や骨盤底筋のトレーニングができる体操などが挙げられます。ですが、体が動かせなかったりする場合はサプリメントなども効果的です。
この場合、喉に詰まらせてしまったり持病などもあると思うのでかかりつけの病院や専門の泌尿器科などに相談することが大切です。
※サプリメントは喉に詰まらないように砕いてあげたりジェル状のゼリーなどに包み飲ませてあげることが重要です。

 

そして補足ではありますが、女性ホルモンのバランスが乱れてしまっている場合は、これもサプリメントなどで補うこともできます。ですが、最近の医療研究発表でキスをすると免疫力アップや女性ホルモンの乱れを改善してくれる効果があるという発表があったそうです。

 

これは、愛情が脳に働きかける治療法で、「過去や思い出や今の幸せなこと」を話してあげたり「ストレスを解消」させてあげることでホルモンバランスの乱れを改善させる可能性があり効果的です。
ちょっとした環境の変化で、状況を変えることができます。
実はエストロゲンの低下は、体調を崩す原因や免疫力ダウンにもなるので、上記のセルフケアはとても良い方法の一つだと言えます。

 

高齢者の女性に二番目に多く起こる切迫性尿失禁

二番目に多く見られるこの症状は、先程の上記で書いた「腹圧性尿失禁」とは違い、一瞬ではなく本人が自分で制御できないで尿漏れが起こるケースです。

 

これらも加齢による原因の一つで脳が膀胱や排尿器官に正しい指令が出せず制御をしようとする前に気づかず尿漏れを起こしてしまいます。

 

セルフケアは大変で、排尿のコントロールをするために膀胱のトレーニング脳の意識的トレーニングが必要になりますが、まずは排尿日記を付け、制御ができなくても自分がどのくらいの時間にどれくらいの尿を排出するのか知ることが大切です。

 

自分の排尿習慣を知ることにより、普段の生活でいつお漏らしをしてしまうかわからない不安を取り除くことで膀胱への緊張感をやわらげ切迫性尿失禁の改善に一歩近づくことができます。
そして膀胱のトレーニングは、トイレの我慢できる時間を増やすトレーニングなので、我慢し始める時間を把握できるという2つのメリットがあるのです。

 

排尿日記は、ただ自分の排尿習慣を知れるだけのものではありません。もし尿失禁が改善しなかったときなど、専門医に受診相談をするときなどにも役に立ちます。どのような治療法を行うか専門医が判断するときに排尿日記による排尿習慣を参考にすることにより、より正しい判断と治療法を確実に支持できるということなのです。

 

下記の排尿日記のつけ方は、「セルフケア」にも「専門医への受診」をした時にもとても役立つ排尿日記の付け方について紹介しています。

 

排尿日記の付け方はコチラ⇒

 

そして特にこの症状の場合は、周りの方や介護なさっている方の支えが必要になります。なのでしっかりと気持ちをわかってあげることが大切です。

 

この2つの種類の尿漏れに関して、多くの介護士や介護なさっている方と
本人が分かり合えずにお互いが悩んでいることも現状で多いようです。
また、現在でもまだ専門医すら患者の悩みや気持ちをわかってあげられず本人が深く悩んでいることが多いです。
なので、治療も大切ですが支える人のわかってあげようとする気持ちもとても大切なのです。

 

早急に病院に受診する必要がある機能性尿失禁

機能性尿失禁とは、すなわち排尿器官が正常なのにも関わらず認知症などの障害によりトイレの場所がわからなかったり仕方がわからない。
そしてパーキンソン病などによる歩行障害などのトイレまでたどりつけない。
もしくは排尿を行うための神経伝達が脳から送れないという症状により起こるものです。

 

排尿器官(膀胱、尿道、骨盤底筋も含)などが正常なのにも関わらず、トイレにいけない。
いってもわからない。という状況です。

 

これらは介護をする上でもとても難しい症状ですが、トイレの近くで生活を行ったり介護を常に行っているなど
環境による改善ができますが、他の尿失禁に比べ障害による尿漏れなので、
かかりつけの病院などに受診するか相談する必要があります。

 

相手を傷つけない介護について

自分の親を介護している方も多いかと思います。そんな私生活の中で、

 

「あれ?下着にアンモニア臭が」
「私のナプキンつかわれている?」

 

など、言いづらい。けど言ったほうがいいのか?でも傷つけてしまったらと、
接し方について考えている方もいるでしょう。このようなときにどうしたらいいのか?

 

勿論、自分が気づいてしまっていても相手は気づかれていないと隠す素振りを見せているのですから、
直接言ってしまうのは絶対といっていいほど傷ついてしまう。
もしくは、プライドが高い方だと、「もういい」と今後介護すらもできない状況になりかねません。

 

このような状況は極めて危険です。
いつどのような状況に合うかわからないのに接することができないのですから、
なので相手本人から言い出してもらえるような間接的な行動を起こす必要があります。

 

そして、自分以外にもっと信頼が高かった人がいるのであればその人に依頼することをおすすめします。
傷つけずに解決するために、特に「親子や夫婦や兄弟姉妹」などの
関係性で最も親しい方や悩みを打ち明けやすい方の方が良いでしょう。

 

高齢者の尿漏れ対策のまとめ

高齢者の尿漏れの真実はいかがでしたでしょうか。尿漏れ・尿失禁は、まず自分や介護してる方がどのような症状なのかによって改善方法が変わってきます。
特に今回の話して押さえておきたいポイントは6つあります。

  • 水分を多めに摂ること
  • 補給の難しい栄養はサプリメントを利用すること
  • 骨盤底筋の体操(セルフケア)
  • 排尿日記をつける
  • 専門医への受診
  • 周囲の理解

そして、セルフケアに関しては、自分の体力にあった無理のない方法でできることから初めて行くと良いです。
特に高齢者で体が思うように動かない方でも行える骨盤底筋の体操なども別ページで紹介していますので是非参考にしてみてください。

 

高齢者でも簡単!骨盤底筋体操

 

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